当院に妊婦健診にかかっておられる方から
出生前診断について聞きたいとご質問があります
出生前診断とは
赤ちゃんがおなかの中にいるうちに
その赤ちゃんについての情報を知ることをいいます
赤ちゃんの全ての病気がわかる?
赤ちゃんの3-5%には生まれつき
何らかの病気があります
その約25%が染色体の異常によるものです
現在、出生前診断とよばれているものの多くは
この染色体に関して調べることや
赤ちゃんの形の異常を調べることが中心となっています
つまり異常の全てがわかるというわけではなく
100%言い当てられるということもないのです
出生前診断はみんな受けるべき?
通常の妊婦健診は全員が受けるべきものですが
出生前診断は全員が受けなければいけないものでは
ありません
当院では妊娠11週から12週ごろに超音波で
赤ちゃんの首のうしろのむくみを計測し
染色体の数の異常の可能性が高いのかどうか検査する
NT測定という検査を受けることができます
計測に関してはイギリスのFMFという機関の
資格が必要ですが
私こうちは必要に迫られて2013年よりこの資格を
持っておりますので
検査を希望される方は事前にお申し出ください
もちろん全ての妊婦さんに行っているわけではなく
希望者以外には計測は行いません